数字で見る相続 「4592万円」
7月1日に国税局が路線価(2020年1月1日時点)を発表しています
東京都中央区銀座5の文具店『鳩居堂』前が最も高く、その路線価額1平方メートルあたり4592万円でした
今回発表分では、標準宅地が5年連続で上昇し、前年に比べて1.6%のプラスとなりました
これは調査の時点で、東京オリンピックの開催を目前とした観光客の増加が見込まれていたためです
その後、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、インバウンドが激減するなど景気に大きな影響が出ました
影響を受けた地域では、国税局による修正が入る可能性があります
一般的に、不動産の相続税は、地価の8割程度とされる路線価を基準に計算します
しかし、現時点では4月の地価に比べて路線価の方が高いケースも想定されますので、留意するとよいでしょう
この記事を担当した行政書士
行政書士法人いわみ会計事務所
代表
岩見 文吾
- 保有資格
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公認会計士・税理士・行政書士・FP
- 専門分野
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相続・会計
- 経歴
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行政書士法人いわみ会計事務所。大手監査法人での勤務を経て、2013年にいわみ会計事務所を開業。会計監査業務のみならず、相続に関しても年間200件近くの相談に対応するベテラン。その他、相続に関する多数のセミナー講師も引き受けている。